こんにちは!京都・東山で移住暮らしを楽しんでいる『もも』です。
今回は、2024年12月2日(月)に東福寺にもみじ狩りに行ったようすをご紹介します。

東福寺と言えば、東山屈指・京都屈指の紅葉の名所!
混雑を回避しながら、ゆったりともみじ狩りを楽しみました。
【東福寺】まずは臥雲橋から通天橋を眺める!
最初に東福寺の基本データを紹介しますね。
正式名称:慧日山 東福寺
所在地:〒605-0981 京都市東山区本町15丁目778
宗派:臨済宗 東福寺派(大本山)
開創:1236年
ご本尊:釈迦如来
公式サイトはこちら
場所は「東福寺」のバス停から徒歩4分ほど。

秋など混雑する時期には、公共交通機関での参拝をおすすめします!
今回、私は自宅から自転車で訪れましたが、人が多すぎてなかなか進めないところもありました…。
「東福寺」という名称は、奈良の「東大寺」と「興福寺」から一文字ずつ取られており、足利義満が定めたとされる「京都五山」(南禅寺・天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)のひとつとしても有名です。
また、境内には当初桜の木がたくさんあったそうですが、吉山明兆というお坊さんが「大涅槃図」を描いて足利義持からほうびを与えられることになり、「桜の木がたくさんあると、将来、花見客などが訪れて遊興の場となり、修行の妨げとなってしまう。そのため、桜の木は全部伐採してほしい」とお願いしたことで、桜の木は切られもみじの木に植え替えられたという逸話が残っています。
まずは東福寺内の渓谷・洗玉潤の一番下流にかかる橋「臥雲橋」を渡りながら、上流側にかかる橋「通天橋」を眺めましょう!

この日は雲がほとんどない晴天で、空の青色と燃えるような紅葉のコントラストが本当にきれいでした!

それにしても、通天橋のうえにいる人の多さが、東福寺の人気のすごさを物語っています…!
さらに、「伽藍(=お堂)がとても立派で大きい」ということで「伽藍づら」ともあだ名される東福寺ですから、代表的な建物もぜひ見ておきたいところ。特別拝観時などで建物の中に入る場合は有料となりますが、外から見るだけであれば拝観料は無料です!

京都の禅寺につけられたあだ名としては、「東福寺の伽藍づら」のほか、「建仁寺の学問づら」「南禅寺の武家づら」「大徳寺の茶づら」「妙心寺のそろばんづら」「相国寺の声明づら」があるそうな。
昔の人のネーミングセンスのよさを感じます…!

本堂内・天井の「蒼龍図」は日本画家の堂本印象が2週間ほどで描き上げた大作で、そのさいに使われた大きな筆も残されています。明治時代の火災からかろうじて救出された大仏さまの左手(2mほどの大きさ!)も一見の価値あり。毎年3月の涅槃会には、吉山明兆の描いた「大涅槃図」もここで公開されます。

三門は、室町初期・応仁の乱の前に建てられたものだそう。楼上の中には、宝冠釈迦如来坐像や十六羅漢像などが安置されており、吉山明兆が描いた極楽浄土が天井や柱などを彩っている、まさに極楽浄土な空間となっています!

とにかく見どころ満載な東福寺、複数回にわけて何度もめぐらないと、とてもすべては見切れないです!
【即宗院】小さな塔頭寺院で歴史の深さをじっくり味わう!
ここからは、東福寺境内の北側に位置し、混雑知らずでゆったり散策を楽しめる魅力的な2つのスポットをめぐります。

どちらも今秋の特別公開は2024年12月8日(日)までですが、毎年春と秋などに特別公開されることがあるようです!
まずは、東福寺境内の塔頭寺院の即宗院から!
※塔頭寺院…大きなお寺に属する小庵。禅寺において、高僧の死後、大寺のそばにお墓(塔)が建てられたことに由来する。大きなお寺に属しながらも、独立したお寺として発展していった歴史をもつところも多いそうです。
正式名称:臥雲山 即宗院
所在地:〒605-0981 京都市東山区本町15丁目813
宗派:臨済宗 東福寺派
開創:1387年
ご本尊:宝冠釈迦牟尼像
公式サイトはこちら

薩摩藩当主・島津氏久の菩提のために建てられてたお寺で、島津氏の菩提寺であり、幕末には西郷隆盛がこの地で討幕の密談をしたという、薩摩にとってもゆかりの深いお寺!
また、名勝庭園「月輪殿庭園」は、知恩院所蔵の国宝「法然上人絵伝」にも描かれていて、浄土宗の宗祖・法然上人と、浄土宗に帰依した関白・九条兼実(=月輪殿)のゆかりの地でもあるそう。
そんな歴史を知っていても知らなくても、この庭園の景色には心癒されるはず!


お堂のなかには椅子をいくつか置いてくださっているので、腰かけて体を休めながら景色を楽しむことができるのもうれしいところ。
さらに、お寺の奥には、西郷隆盛が明治維新で戦死した霊を弔うために建てた「東征戦亡の碑」もあるので、行ってみました。




小さなお寺ですが、庭園や紅葉の美しさだけでなく、歴史の変遷・深さも感じられました!
【龍吟庵】国宝建築とモダン庭園の融合を楽しめる!
続いて、即宗院のすぐお隣にある、おなじく東福寺の塔頭寺院・龍吟庵を訪れます。
正式名称:龍吟庵
所在地:〒605-0981 京都市東山区本町15丁目812
宗派:臨済宗 東福寺派
開創:1291年
ご本尊:宝冠釈迦如来

今回、特別公開されていた国宝・方丈は、応仁の乱以前に建てられた現存する最古の方丈建築なんだそう!
京都の人がいうところの「戦前」の建築物ですね…!
残念ながら、建物内部は撮影禁止のため写真はありませんが、足利義満が書いたという扁額がかかっているのが特に印象的でした。

「龍吟庵」という文字が、とても力強い堂々とした筆遣いで書かれていました!
将軍としての自信のようなものが感じられた気がします…。
そして、その大変古い建物とは対照的に、方丈の囲む3つの庭は重森三玲によって作らています。重森三玲といえば、東福寺の本坊庭園「八相の庭」や、ほかにも京都市内だと松尾大社のお庭を作庭したことでも知られている、昭和を代表する作庭家です。
では、ひとつずつそのお庭を見ていきます!

この「無の庭」は白砂が敷き詰められただけの究極にシンプルなお庭ですが、奥の竹垣の稲妻模様がわずかに緊張感を漂わせています。
その不穏さを感じながら奥に進むと…。

次に現れるのは「竜の庭」。海中から竜が昇ってくる姿を現しているそうで、黒い砂は黒い雲、白い砂は海。そして、またもや奥の竹垣は稲妻模様!
ドラマティックな一場面が目の前に浮かんできます。

背景の赤いもみじが、竜からほとばしるエネルギーの一部のようにも見えてきます!

龍吟庵は、もともと東福寺の第三世住持・無関普門(大明国師)という人の住居だったそうなのですが、この「不離の庭」は、その無関普門が幼いころに天然痘にかかって山に捨てられて、あげくに狼の群に襲われそうになって絶体絶命!なところを2頭の犬がそばを離れずに守っているようすを表現しているそうです。
(写真だと、左から5つ目の横長の石が無関普門で、その左右に位置しているのが彼を守っている犬。無関普門は熱で横たわっているのかな?)

そういわれるとなぜかそう見えてきて、赤砂もさらにドラマティックに感じられます…!
3つのお庭のうち、個人的にはこの「不離の庭」が一番グッときました。
応仁の乱より前に建てられたものすごく古い建物と、昭和に作られた比較的新しいお庭という異色の組み合わせなのに、なぜか違和感なくなじんでいるという、とても不思議なスポットでした!
【the kind】「量り売り」で好きなだけおやつを買う!
ここまで東福寺周辺の散策を楽しみましたが、さすがにおなかがすいたので、おやつを買いに京阪・清水五条駅近くにある「The kind」に寄り道しました。
店名:the kind(ザ・カインド)
所在地:〒605-0981 京都市東山区本町2丁目84-2
営業時間: 11:00〜17:00(不定休)
公式サイトはこちら
こちらのお店の一番の特徴は、「量り売り」のお店だということ!
少しでも無駄な包装やごみを減らすためにこのようなやり方をされているそうですが、買う側からしても、好きなだけ買えるというのは単純にワクワクします。



このときは散策でとにかくおなかがすいていたので、オーガニックのドライレーズンとドライいちじくをたんまり購入!

このときは手ぶらだったので、購入したものは紙袋に入れていただきました。
自分で瓶などの容器を持って行ってそれに入れてもOKだそうですし、お店で瓶を購入することもできます!
すごくおいしくで(特にドライいちじく!)帰り道についついつまみ食いをしてしまって、自宅に到着するころにはかなり減っていたのはここだけの秘密です!
【まとめ】紅葉の名所・東福寺でも場所を選べば混雑を避けられる!
以上、東福寺周辺で混雑を避けながらもみじ狩りをしたようすをご紹介しました。
紅葉の名所・東福寺とはいえ、通天橋などの一部の大人気スポットに人が集中しているため、場所を選べば、混雑を避けながらのんびり散策を楽しむことは十分に可能です。
ゆったりとした京都散策を楽しむための一助となればうれしいです!
※掲載した情報は2024年12月現在のものです。


